松尾次郎プロフィール

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1932年 佐賀県武雄市に生まれる。
1953年 佐賀大学教育学部第1小学科に入学。
大学在学中に彫刻の緒方敏雄教授、芸術院会員古賀忠雄先生の指導を受ける。 その後両先生方の影響を強く受け、造形の道へ進むことに。
1958年 大学中退後、有田・岩尾対山窯でタイルやレリーフ制作の仕事に従事。
1966年 独立。魚蓮坊窯を佐賀県鳥栖市に開く。
1977年 九州造形短期大学で陶芸を指導。
1997年 食道癌手術を受け、食道全摘出。
1998年 九州造形短期大学定年退官。九州造形短期大学名誉教授。
退官後は、手術の影響で体力が落ちつつも魚蓮坊にて作陶を続ける。
2001年 8月末下咽頭癌末期と診断、手術。術後、声を失う。コミュニケーションは全て筆談となる。
2005年 2度のガン手術を乗り越え、身体に不自由があるものの、新しい手法にも挑戦しながら積極的に作陶活動を続けていたが、2005年4月C型肝炎による肝細胞癌と診断され手術。3度の大きな癌手術を受けてもなお創作への意欲は衰えることなく、身体の調子が良いときには精力的に制作する。
2007年 9月28日肝細胞ガンのため永眠。
はじめての癌がみつかってから約20年に及ぶ長い長い病との闘いでした。その間、声もなくし、苦しい苦しい日々ではありました。しかし、多くの皆様の暖かい励ましと焼きものへの思いがあり、本人も耐えられたのだと思います。
これまでの皆様の次郎へのご厚情に心より感謝申し上げます。
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